エンジンをおろすことにした「かめレーサー」です。
かめレーサーは一人で作業を行っているので、エンジンをおろすのにジャッキを購入してきました。
車体重量は127kgのTZRです。
エンジンは重くても最大50kg位かな~。
それ位だったら、持てない事もないのですがボルトの穴を合わせたりは結構きつそうです。
ジャッキがどれ位役に立つか分かりませんが、取りあえず用意してみました。
サービスマニュアルによると、エンジン側のスプロケットを外さなければならない様なのですが、ワッシャーを折ったりなかなか大変そうですので、リアタイヤを外して対応します。
折りピンを外して、ナットを回して見ますがかなり固い!
今回はこんな時の為にインパクトレンチを用意しておきました。
中身はこんな感じです。
300Nのトルクを発生する強力なやつです!
電動式で、コンプレッサーを用意する必要もありません。
あとはプラスティックハンマーでボルトを叩いて抜き取りました。
エンジン側のスプロケットを確認する為に、カバーを外します。
ひとつのネジが固かったので、またまたインパクトレンチを使って外します。
エンジンは3か所でフレームに止まっています。
両側にこのステーが付いています。
後はこのエンジンの下側と、もう少し上の部分にも一つボルトが有ります。
この3か所を外せばエンジンはおろせます。
取りあえず、パイプが外れている事を確認してボルトを外します。
一応ジャッキをエンジンの下に入れて作業します。
なかなか不安定です。
ひとつづつナットを外してエンジンが「ガクッ」と下におりましたが、何かに引っかかっている感じです。
点検していると、さらに一段エンジンが下がりました。
すると、どこからかオイルが漏れてきました!
タイヤもオイルまみれに!
急いで、オイルの出所を探すとオイルタンクのホースが抜けてそこからオイルが流れ出ています。
この前、オイルを一杯まで入れたばかりなのでどうにもなりません。
以前、DIOの修理の際に購入したホースでサイズが合うホースを探します。
幸い、一本合うホースがあったので、オイルタンクに差し込んでホースの先はオイルタンクより上の部分で固定しておきます。
これでオイル漏れは何とかなりました。
200ml位オイルが流れた様です。
汚れてしまった軍手で出来る限りのオイルをふき取ります。
タイヤは後で洗剤で洗います。
エンジンをおろした事で、ようやくシリンダーを外せます。
エンジンを戻す時は大変そうです。
エンジンをおろした事でようやく左側のシリンダーを外せました。
右のシリンダーで経験済みの為、スムーズに進みます。
左側のシリンダーも汚れているものの、傷も無く良い状態でした。
良かった~!
シリンダーを外した後は、ゴミが入らない様にウエスを詰め込んでおきます。
リードバルブも外しました。
作業する空間があるので、楽々作業が進みます。
エンジンを戻す時の事は考えずに頑張ります。
シリンダーを外し終わったので、現状の車体を記録しておきます。
本当に戻せるのかな???
最後にエンジンをおろした際にオイルが流れ出した部分を取っておきます。
ホースが有って良かった。
本日はここまで。
かめレーサーでした。