転倒してしまった、今回のスポーツランドやまなしの走行でしたが、最大の収穫は1度とは言え、意識してパワースライドを体験できた事です。

今回、通常よりも1速高いギアでコーナーを回っていた為、パワーバンドを使う事はほとんど無かったのですが、やっぱりYZF-R1のパワーってすごいんですね。
ブリジストンのBT002が速度が低いせいもあってか、見事にパワースライドしたのです。

スライドした時の感覚はBKスライディングスクールで体験したスライドと本当に同じ感じでした。
アクセルを開けるに従って、少しずつタイヤが滑る。
不安感はほとんどありませんでした。

少しだけ、リアがアウト側に膨らむ感じで滑ったのです。
方向を変えるというより、アクセルを大きく開けた分だけ加速が増えたような気がしました。

最終コーナーからメインストレートまでの区間タイムが、この1週だけは7秒台の前半。
それ以外の週は8秒台中盤ですので、アクセルを早く開ける事が、タイムに大きく影響する事を改めて、思い知らされました。

たいして突っ込んでもいないのに1秒の差!!
この差は強烈です。

かつてのGPライダー、ワイン・ガードナーやケニー・ロバーツが立上りでタイムを稼ぐ、と言っているのがようやく実感出来ました。

「かめレーサー」は感覚的に、コーナリングスピードを上げて、立上りも早く・・・。
と、欲張っていましたが、まずは立上りを第一に考えた走りを身に着けなければと実感しました。

パワースライドは、コーナリングスピードを上げようとしている時に比べて、アクセルとバンク角でかなりコントロールが効くので、転倒の危険性も少ないように思えます。

ただ、初めてスライドさせた時は、今まで「かめレーサー」がパーシャル(アクセルを少しだけ開けて止めている状態)で走っていたバンク角からアクセルを結構、思い切り開けたので、精神的にかなり怖かったのも確かです。

実際は、前述の通りコントロール出来る要素が多いので、実際にパワースライドした時はあまり恐怖感は無かったのですが、パワースライドが始まるまでは本当に怖かったです。

人間、知らない事にチャレンジするのは何でも怖いんですね~。

次回走行時は、コーナリングスピードにとらわれず、とにかく全てのコーナーでパワースライドを目指して走って見ます。

よほどラフなアクセルワークをしない限りは、スライドと言っても、結構スムーズな感じで走れるものです。
一度、ラフなアクセルワークでハイサイドギリギリの体験もしてみたいのですが。
かなり怖い・・・。

また、BKスライディングスクール行って来よう!!
(今日は「!」が多いな~)

かめレーサー wrote