前回に引き続き、RIDING SPORTの「もっと速く走りたい」の記事から。

ブレーキポイントとは、ブレーキを開始する位置を決める為の目標です。
(正確にはブレーキングマーカーかもしれません)

普通ブレーキングポイントというと、コースのしみとか、看板とかを見て決めるとよく言われています。
「かめレーサー」は今まであまり明確なブレーキングポイントを持っていませんでした。
(それが遅い原因かも)

ブレーキングをつめる時は、意識してブレーキングポイントを設けたりもしますが、ある程度突っ込みが出来るかなと思ったら、その後はあまり意識しなくなります。

トップライダーの中にも2通りのタイプがいるらしく、明確なブレーキングポイントを設定するライダーと設定しないライダーがいるようです。

「もっと速く走りたい」の記事には平忠彦さんや故阿部孝夫さんの話が載っていました。

平さんは意外にもブレーキングポイントを明確に設けていないそうです。
平さんは風景を見ながら、その時々によってブレーキングの開始位置を決定しているそうです。

逆に阿部さんは何事にも理詰めで臨む方なので、ブレーキングポイントもかなり細かく設定していたようです。

天才肌と努力型という事なのでしょうか?

GPライダーでもワイン・ガードナーはかなり細かくブレーキングポイントを決めているそうです。
「ワイン・ガードナー最速のGPライディング」の中でもコースのしみや、コース脇の目標物等、細かく覚えているそうです。

逆にケニー・ロバーツは、たくさんのライディング本を書いていますが、その中では明確にブレーキングポイントの話は出てこないのです。

フレディー・スペンサーは書籍等も無いのでよく分かりませんが、毎回走行ラインが変わるところを見ても、あまり明確なブレーキングポイントは決めていないような気がします。

「もっと速く走りたい」の記事でも書いてあったのですが、実際コーナーへの進入は毎回微妙にスピードも異なります。
そこであまり厳格にブレーキングポイントを設けても意味がないのかもしれません。

ブレーキングは恐怖心との戦いです。
特に「かめレーサー」はそう感じています。
その恐怖心に打ち勝つ為に、明確にブレーキングポイントを置くと言うのは、現在の「かめレーサー」のレベルでは必要だと思っています。

明確な目標を決めて、少しでもそこから先に行ける様に頑張る。
そうしないと、なかなか恐怖心に打ち勝てません。

今まではあまり意識していなかったのですが、これからはブレーキングポイントを意識して突っ込みを詰めて見たいと思います。

もっと、タイムが詰まって、レベルが上がったら、ブレーキングポイントをあえて設定しなくても良くなるかもしれません。
そんなレベルを目指して頑張ります。

かめレーサー wrote