今や少数派となったアメリカ人ライダー、コーリンエドワーズが前回のインディアナポリスGPを最後にGPライダーを引退しました。
当初、今シーズン一杯という発表だったのですが、シーズン途中での引退となりました。
エドワーズは40歳。
ここのところはオープンカテゴリーでの参戦で目に見える好成績を出すのは難しかったようですが、同クラスの中では今でも結構上位を走っていました。

最年長ライダーの引退は残念ですが、無事に引退出来て良かったと思う気持ちも有ります。

「かめレーサー」がグランプリに興味を持ち始めた80年代は、アメリカンライダーの絶頂期でした。
ケニーロバーツ、フレディースペンサー、エディローソン、ランディーマモラ等、トップライダーのほとんどがアメリカンライダーでした。
その後も、ケビンシュワンツ、ウエインレーニー、ケニーロバーツジュニア等チャンピオンライダーが続きました。

しかし、90年代後半からはミックドゥーハン、そしてバレンティーノロッシらのアメリカン以外のライダーが台頭してきて、それ以降ニッキーヘイデンを除いてコーリンエドワーズまでチャンピオンが出ていません。

昔はアメリカンライダーはフラットな土の上でのレース、ダートトラックをやっているのがヨーロッパのライダーよりもアドバンテージが有る、と言われていました。
しかし、ヨーロッパでも小さい頃にモトクロス等、オフロードをやっていたライダーがどんどん出てきて、アメリカンライダーの優位が崩れていった様です。

エドワーズは引退後、若いアメリカンライダーの育成に力を入れたいと発表しています。
また、強いアメリカンライダーの登場を期待します。

本日はコーリンエドワーズの引退を知って、ちょっと思った事を書いてみました。
「かめレーサー」でした。

かめレーサー wrote