ライダーズ・クラブに載っていた「2次旋回」。
これはアクセルを開け始めた時に、サスペンションが縮んだ状態でリアステアでぐいぐい回って行く旋回の部分を言うそうです。
ちなみに、1次旋回もあり、これは倒しこみの時のフロントがイン側に切れ込んで急激に向きが変わる部分です。
さて2次旋回ですが、「かめレーサー」も感じた事があります。
TZRで筑波サーキットを走り出した頃、リアのサスをかなり柔らかめにしていた時に、筑波サーキットの第一コーナーで感じました。
エンジンがパワーバンドまで入ってから、加速しながらさらに向きも変わる感じです。
フロント、リアともにグリップ感も強く、気持ちの良いコーナリングでした。
4輪車だともっと気軽に感じられます。
少し速めの速度でハンドルを切ると、サスペンションが「グッ」と縮む感じがします。
この状態でアクセルを開けると、「ググッ」と向きを変える感じを味わう事が出来ます。
絶対転倒しない4輪車なので、簡単に味わえる感覚です。
話がそれましたが、確かこの感覚を感じた筑波サーキット走行で「かめレーサー」のTZRでの筑波サーキット最高タイムを記録したと思います。
この時はバンク角もそれなりに深く、右のマフラーに擦り傷がついていました。
この頃は今よりコーナーへの進入スピードが速かったんでしょうね。
速いスピードで素早く倒しこみを行うことで、前後のサスペンションを沈み込ませるほどの遠心力が掛かって、タイヤの安定感も有ったと思います。
新垣さんも雑誌で言っていましたが、「コーナーにいつもより5km/h速く入るだけで安定感が増す」そうです。
さらにケニー・ロバーツも「モメンタム」が重要と言っています。
ちなみに「モメンタム」とは勢いという意味です。(念の為)
「かめレーサー」はイメージで、筑波サーキットの第一コーナーはこれ位の進入速度、という感覚で走ってしまっています。
この為、タイムが縮まらないのかもしれませんね。
前回の走行より5km/h速く走れている事を示す様な、リアルタイムのモニターとかが有れば分かり易いのですが・・・
やはり今の感覚より速いスピードでコーナーに入るのは勇気が入ります。
まずはイメージで少しずつコーナーに速く入れるようにシミュレーションするのも良いかな。
最近サーキットへ行く時間が取れないので、取りあえずはイメージトレーニングです。
「かめレーサー」でした。