トランスポーターで自宅まで無事に戻ってきました。
じっくりバイクの様子を観察します。
筑波サーキットの第一コーナーは右回りのコーナー。
フロントを滑らせて転倒したので、被害は主に右側ですが、グリーンでバイクが回転していた為、左側にも細かい傷が付いています。
まず、右側のフットブレーキが完全に折れて無くなっています。
昔は転倒すると、まずブレーキレバーやクラッチが折れてしまったものですが、前回の転倒でも今回の転倒でもレバー関係は無傷です。
不思議。
(怪我も何故か左手です)
カウルはスライダーのおかげで擦り傷は付いたものの割れる事は無く、外見を気にしなければこのまま使えそうです。
但し、アンダーカウルは取り付け部が割れてしまい、交換が必要です。
サーキット走行用に後から取り付けたアンダーカウルは無事でした。
一体どんな感じでバイクは滑っていったのでしょうか?
スクリーンは割れてはいませんが、細かい傷で曇ってしまい、使い物になりません。
フロントブレーキのブレーキホースは外れているだけでしたので、修理の必要は無さそうです。
ただ、ブレーキオイルに空気が入ってしまいフロントブレーキは全く利きません。
エア抜きが必要なようです。
エア抜きは昔やったことがあるので、やってみます。
昔のバイク(RZ250R)はブレーキキャリパーにのみエア抜き用のボルトが付いていたのですが、YZF-R1はブレーキレバーの付近にもエア抜き用のボルトが付いています。
空気は上にあがってくるので、ブレーキレバーの方から空気を抜きます。
ブレーキオイルが飛び出すので、まずエア抜き用ボルトをぼろきれで押さえて少し、緩めます。
この状態で、ブレーキレバーを握りこみ、ボルトを締めます。
2,3回で空気の抜ける「プシュー」という音がしなくなりました。
ブレーキの利きもがっちりしてきました。
念の為、あと2回同じ作業を繰り返してエア抜き終了。
他にはシートカウルの中の台座部分が割れておりました。
台座にはナンバーステーが着いている為、ナンバープレートがぐらぐらになっていました。
また、タイヤがどろで汚れています。
サーキット走行時で、表面が溶けている時にグリーンに突っ込んでしまった為に、汚れが落ちません。
タイヤも交換が必要な感じです。
何とか走れるので、バイク屋に持っていって見積もりです。
アンダーカウル以外は何とか使えそうなので、パーツ関係で6万円。
タイヤも交換する為プラス6万円。
合計12万円。
まぁ、仕方ないですね。
パーツは2週間ほど取り寄せに掛かるようです。
しばらくはサーキットは走れません。
(指の怪我もありますし・・・)